シナリオの見所のご紹介 |
[制作日記] / [2009-08-26 12:07:27] |
皆様、はじめまして。「機動戦士ガンダム戦記」シナリオ担当の松元です。
シナリオ担当らしく、今回はシナリオ関連の情報をお届けしたいと思います。
よろしくお付き合いくださいませ。
さて、本作の大きな特徴として、「部隊として戦える」ということは、
すでにこの場でもお伝えしてきたかと思いますが、シナリオ面でも
「部隊」であることは強く意識しています。
まずは、ユーグ・クーロ(三十二歳)が率いるファントムスイープ隊です。
ジオン残党討伐のために設立されたスペシャルタスクチームであり、
その顔ぶれは実に様々です。
年齢も、出身も、考え方もバラバラで、ヒューは上官を殴って飛ばされ、
ハイメは危険手当てほしさに自ら志願しての配属だったりします。
部隊発足当初は、隊長に対する信頼感も薄く、過去に部隊を全滅させた
ユーグに対して懐疑的な目を向ける隊員もいます。
くせもの揃いの隊員を納得させるには、過酷な任務を無事にこなし、
行動と結果で実力を示していくしかありません。
指揮官のマオから「部下を黙らせろ」と言われても、部下から懐疑的な目で
見られても、ユーグは文句ひとつ言わずに任務を遂行する大人な隊長なのです。
一方、エリク・ブランケ(二十歳)が率いるインビジブル・ナイツは、
最初から高い結束力を持つ若者たちの部隊です。
幼なじみのアイロスやフリッツは当然のこと、他の隊員もまた軍学校時代からの
付き合いで、隊長であるエリクを信頼してついてきてくれます。
若いが故に一途で、目的に向かって突き進む姿は、ひたむきで輝かしくもありますが、
それと同時に、折れることを知らない危うさも含んでいます。
彼らには、一年戦争時になし得なかった任務があり、その作戦を遂行するために、
終戦を迎えたはずの地球で戦い続けているのです。
そうした想いを胸に秘め、高潔な志で戦うのが隊長のエリクです。
雰囲気の異なるふたつの部隊、ファントムスイープ隊VSインビジブル・ナイツの
戦いが、シナリオモードの大きな見所になっておりますので注目してください。
当然、世代の違う隊長同士の熱い戦いのドラマも待っています。
ファーストガンダム世代の方はもちろんのこと、まだまだ若いお客様も、
人々の意思が交錯する戦場を、ユーグやエリクとなって、お楽しみいただけると思います。
連邦、ジオンと立場は違えど、共に部隊を率いるユーグとエリク。
一年戦争に忘れ物をしてきたふたりの隊長が、戦いの中で、何を失い、何を得るのか。
ぜひとも、皆様の手で、目で、確かめてください。
最後に……
シナリオ担当的には「連邦編」→「ジオン編」の順番がオススメです。 |
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