ファントムスイープ隊マオ・リャン少佐だ。情報部から新たなカスタマイズ情報が届いたので通達する。
今回の情報はガンダム試作2号機に関するもので、カスタマイズのコンセプトは「単機による対ビグ・ザム攻略戦」を想定したもの、とのことだ。
ジオンのモビルアーマー、ビグ・ザムは、高い耐久力、強力な火力を有する上、ビーム兵器が効かないという強敵である。
これに対抗するための有効なMSとしては、ガンキャノン・SML装備やRX-81STミサイルランチャーなど、各員の戦い方に応じて幾つか候補機体が挙げられるかとは思うが、今回はAP(アーマーポイント)の初期値が5800、かつ宇宙適性が高いという特長を持つガンダム試作2号機をベース機体としている。
まず主武装だが、敢えて近接格闘武器であるビームサーベルMk-II改を装備、また副武装として、護衛の敵MSを掃討するためのビームマシンガン、そして大口径メガ粒子砲を受け止めるためのサイサリスシールドを携行させている。
またカスタムパーツだが、複合装甲ユニットを計4つ装備し、AP(アーマーポイント)を15600としているほか、格闘ブースターSPを装備して近接攻撃の威力を上げている。カスタマイズの方向性としては非常に割り切ったものとなっているようだ。
反面、SPEEDが0になってしまっているため、機動性を活かして敵の攻撃をかわすことは困難である。そこで、以下の画像を見てもらいたい。
ビグ・ザムの大口径メガ粒子砲の直撃をガードした瞬間を記録した戦闘画像だが、その場合、サイサリスシールドをタイミングよく構える技量があればAP(アーマーポイント)の減少を1〜2%の範囲にとどめることが可能だ。ただしあくまでも正面から受けた場合なので、運用には注意が必要だ。
また、FIGHTを700まで上昇させているため、オフラインでの戦闘であれば1コンボで1部位を破壊、オンラインでの戦闘時でも1コンボ+2撃程度で1部位を破壊することが可能だ。これに関しても、近接格闘武器を使いこなす技量が要求される。マルチロケットランチャーも併用しつつ戦うのがよいだろう。
さらに、このカスタマイズ思想を下敷きに、「バトルロイヤル時における耐久力の確保」を優先したのが以下に紹介する事例だ。
主武装/副武装的に変更は無いものの、カスタムパーツを複合装甲ユニットだけとした、さらに割り切った設計思想となっている。
SPEEDが0なのは先の事例と同様ではあるが、AP(アーマーポイント)が20400と破格の数値となっており、サイサリスシールドで敵プレイヤーの攻撃を受け流しつつ、チャージ攻撃などを多用して戦う技量が伴えば、バトルロイヤル戦でこの機体を相手に戦うプレイヤーは相当の覚悟が必要なはずだ。ただし、少ない機動性を補うためにも、月面などでのバトルロイヤル戦に割り切るほうがよいかもしれない。
いずれの事例もプレイヤーを選ぶ極端な事例であることは間違いないが、カスタマイズにはこういった一部性能を先鋭化させた方向性もあるという情報部からの提案と捉えて欲しい。何度もいうように、カスタマイズに絶対の正解はない。プレイヤーの戦い方の数だけ、カスタマイズの方向性もあると考えてもらいたい。以上だ。 |