こんにちわ。
アンダーアンカー広報の者です。
この間の出来事のご報告です。
ゼロワンに「いいものがある。ついて来い」と言われたセブン。
アンダーアンカーを勝手にあとにしたセブンとゼロワンの向かった先とは？ちょっとした社会見学ですね。

「ここは？」
「光削（こうさく）という、レーザー彫刻の専門店だ」



「レーザー彫刻？」
「コレを見ろ」



「あっ、木に何か彫ってある」
「どうだ？すごいだろ？」
「確かに…かなり精密だな」



「これはな、ＰＣに入力したデータを
　　髪の毛ほどの極細のレーザー光線で木に掘り込んでいるのだ」
「なるほど。だから、こんなに精密なのか。すごい技術だな」
「それだけではない、ここでは立体に彫ることができるのだ！」
「本当か！」
「ふっ、すごいだろ」
「お前がすごいみたいな言い方だが・・・たしかにすごい。
　　ところで、お前は私にコレを見せにきたのか？」

「ふっ、違う。今から俺の木彫りのストラップを作るのだ！」
「なっ、勝手にそんなこと！」
「俺が作業用ＰＣにクラッキングすればたいしたことではない！」
「そういう問題では…」
「イニシエイト・クラック・シークエンス・アクセス開始！
　　木彫りデータの入力を試みる！」


ももももも・・・・

「あ、や、やめろ！ゼロワン！」
「ふっ。アクセス完了。完璧だな」



「お前は圏外だって…」
「次だ」
「…無視か。しかし、ここまできたら、最後まで見てみたい・・・」
「この台に木のプレートをセットして」



「ふむ」
「レーザーを照射して木を掘っていくのだ」



「本当だ！木が彫られている！」
「ふっふっふ。すごいだろ！」
「うむ。すごいな」
「彫り終わったぞ。カッコいい文言だ！どうだ美しいだろ！」



「文言ははともかく美しい仕上がりだな。
　　後は、コレに紐を付けて完成なのだな」
「いや、その前にすることがある」
「え？何だ？完璧にできているではないか？」



「だからお前はバカなのだ。コレを見ろ。
　　レーザーで彫った直後は、木のヤニが残っている。
　　それを磨いて取り除くのだ」

　

「なるほど、磨くと全然違うな、というか裏面もあるのか。
　　いつの間に彫っておいたのだ」
「ここを見つけたときにすでにやっておいたのだ。
　　かっこいいだろ？」
「・・・うむ、悔しいがかっこいい。で、磨く機械はどこにあるのだ？」



「おいセブン。磨くぞ、手伝え！お前のブラシはそこにある」
「なっ！コレは手作業なのか！」
「黙れ！セブン！いいものを作るには努力が必要なのだ！
　　あっ、貴様どこへ行く！」
「何で私がゼロワンのを手伝わなければならないのだ！
　　それに、あんなことやっている場合ではない。
　　私も、イニシエイト・クラック・シークエンスアクセス開始！」



「ゼロワンのよりカッコいいストラップを作るのだ！」

小一時間後



「どうだ、俺のストラップいいだろう？」
「私のストラップも良いできだ！」
「これはな、ツゲという本当の高級木材で作られていて
　　使い込むほどに味がでてくるのだ。俺の様にな」
「そうだな。ずっと使い込むと、言うことを聞かなくなるお前と違って、
　　これは、ずっと使うほどに、かっこよくなりそうだ」







「コレを花やしきのイベントで販売するのだ！」
「それはゼロワンにしてはいい考えだ。
　　15日のイベントで発売するぞ。
　　みんな、よろしく頼む！」

セブンとゼロワンの立体木彫りストラップ
各2100円
花やしきのイベントで発売！

撮影協力
有限会社ＡＩネットワーク「光削」